・苫小牧・八戸・仙台発着サービス本格稼働
9月26日、新サービス「White Express Line」の本格稼働に合わせ、各港代理店の3社と共に今後の戦略について会見を開きました。
会見には弊社SITC JAPAN㈱ 呂 開献社長のほか、苫小牧港 代理店の北海運輸㈱の福沢 優 専務、八戸港の北日本ポートサービス㈱の福山 務社長、仙台塩釜港の三陸運輸㈱の丹野 光明社長が出席されました。
参加者代表:
北日本ポートサービス 株式会社 福山 務 代表取締役社長
三陸運輸 株式会社 丹野 光明 代表取締役社長
北海運輸 株式会社 福沢 優 専務取締役
SITC JAPAN 株式会社 呂 開献 代表取締役社長
「White Express Line」では、内航船で3港と横浜港を接続し、アジア域内で展開するSITCの多頻度・網の目サービスを活用し、中国はもちろん、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどアジア域内に広がる全サービス港を結び、北日本の荷主様へこれまでにない利便性の高いサービスを提供いたします。また、荷主ニーズに対応し、アジア域内のニッチな港へのサービスも提供しており、フィリピンやインドネシアの地方港から「Local to Local」の手配もSITCの強みとなっております。
・リーファー貨物がターゲット
「With Express Line開設を企画したのは2年前で、1年前からトライアル輸送を実施し、今年7月に本格スタートを切ることができました。名称にWhiteと名付けたのは、北日本(苫小牧/八戸/仙台)の雪と主要事業となるリーファーサービスをイメージしたものです。」
「SITCはリーファーコンテナの保有率がとても高いのが強み。苫小牧からスタートしたリーファー貨物のフィーダー輸送の実績をベースに、八戸、仙台の2港へサービス地域を拡大し、サービスをグレードアップさせました。」(呂 社長)
現地集荷代理店からは、「SITCのアジアにおける分野での実績を十分説明し、PRしたい」(丹野社長)
「SITCはリーファーコンテナが豊富。八戸からの輸出では水産物が多く、大量のコンテナが必要。SITCは対応してもらえる」(福山社長)
「苫小牧からの輸出はリーファーコンテナ使う北海道産の貨物が圧倒的に多い。SITCの充実したサービスを、新たな輸送ルートの一つとしてアピールしていきたい」(福沢専務)
・戦略港湾政策の後押し
横浜川崎国際港湾会社(YKIP)が実施する集貨支援事業。ハブ港として横浜を利用することについて「港湾競争力を強化したい日本と、日本マーケットを重視するSITCの戦略が合致した結果です。内航輸送での高いコストハードルになっていたが、横浜川崎国際港湾の非常に柔軟性の高いオーダーメイド型の支援事業は、非常に強力な後押しになり、一気に事業化ができた」と説明しました。(呂 社長)