学生時代は漠然と海外と関わる仕事、貿易に関する仕事に興味がありました。就職活動の中で徐々に海運業の魅力を強く感じるようになりました。外航海運業は一般的には、なかなか気付きにくい業界であるかと思います。しかし、世界を繋ぎ世の中の生活を支えるインフラであることが、私にはとても魅力的でした。私は九州出身なのですが、内定を頂いた後は家族の後押しもあり、自ら東京での社会人生活を選びました。
現在はカスタマーサービスチームに所属して、輸出のBOOKING(船積予約)をお受けする業務を担当しています。BOOKINGといっても本船にコンテナが搭載されるまでの調整も任されておりますので、本船の動静確認~必要なコンテナの在庫確認~港へのコンテナの搬入のタイミング等々、運航管理部門との連携が非常に重要になってきます。トラブルも少なくないのですが、そういう時は、いつも「コミュニケーションの大切さ」を忘れず、皆で苦労を乗り切ろうと考えています。その中で、今年の冬は最強の特殊貨物と言われる植木(といっても、そのまんまの生きている大木なのですが…)の船積調整を担当させて頂き、いろいろなことを学ぶことができました。相当苦労したのですが、年末に社長賞という表彰制度があり、そこで表彰された時はかなり嬉しかったですし、次年度へのやりがいに繋がりました。
現在SITCは地方の港の有効活用に積極的に取り組んでおり、お客様へのニーズ対応力の底上げの為にも非常に重要な取り組みになってきています。九州には博多港と門司港の2港のみ航路を開設していますが、まだまだたくさんの港があります。九州を知り尽くしている私自身がSITCの中で九州サービスの拡充に取組み、故郷の発展に貢献できれば、それはとても素晴らしいことだと思います。近い将来にこの野望を必ず実現させます!